第2回 ハンディキャップを乗り越える
イギリスの名著といわれる「天路歴程」の作者J・バンヤンがこの作品を完成させたのは、宗教裁判に敗れて彼が投獄されて以後のことでした。
O・ヘンリーはオハイオ州コロンバスの独房の中で初めて、自分の中に潜んでいる天才的な才能に目覚めたといいます。だから、惨めな犯罪人で一生を終ることなく、偉大な作家としてのもう一つの生涯を築き上げたのです。
チャールズ・ディケンズはただのレッテル貼りの職人でしたが、悲痛な失恋を経験することによって世界的な作家になれました。
ヘレン・ケラーは生まれて間もなく、盲・聾・唖の三重苦に病みつかれましたが、その痛ましい不幸にもかかわらず、歴史の1ページにその名を飾った人です。
ベートーベンは聴力をほとんど失った後も、「交響曲第3番」以降の大傑作を残し続けました。
「失楽園」を著わしたイギリス最大の詩人ハミルトンは盲目でしたが、真剣な空想は見事な芸術となって結晶しました。
自己啓発作家のナポレオン・ヒルは言います。
「失敗の最大の原因は、一時的な敗北にあまりにも簡単にあきらめてしまうからである」