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第3回 「私たちは、地域ダントツの企業になる」

代表取締役 青木 正紀

アオキの経営目標(ビジョン)は、「私たちは、地域ダントツの企業になる」というものです。

アオキは創業以来、地域や社会を大切にしてきました。明治28年に石岡に出てきた初代の青木治郎吉が言っていたのは、「自分たちは地域のために働きたい」ということでした。

2代目の青木治郎吉は、石岡の有力者と一緒に「石岡町商工会(現在の商工会議所)」を創設し、3代目も副会頭や会頭を努めてきました。
私自身も現在、会頭を引き受けていますが、若いころは「そいう“名誉職”などせず、社業に専念すれば、もっと会社を伸ばせるのに」と思っていました。
しかし、ある程度の年齢になると、「我々は地域に生かされているし、地域が良くならないといけない。地域がよくならないと我々も良くならないんだなあ」ということが分かってきたのです。

アオキと地域との関係について、ある人にこんなことを言われました。
「アオキさんの社史に、2代目の治郎吉さんが促成キュウリの栽培を地域に広めた話が書かれていましたが、これはすごいことですね。
青木商店(当時の店名)が売るのは板ガラスを使った温室だけなのに、栽培方法を広めて農家の繁栄を考えたビジネスを展開しました。これは、目先の儲けだけを追うのではなく、地域の発展までを考えた次元の高いビジネスですね」

そうなのです。キュウリ栽培をする農家は、ガラスが欲しくて温室を買ったわけではなく、「促成キュウリを売って、消費者にいいものを早く提供したい、自分たちの生活を良くしたい」という思いで、青木商店のガラス温室を買ってくれたのです。その結果、地域が豊かになったのです。
地域社会が良くならなければ、青木商店も良くならない。地域が良くなれば自分たちも良くなる。そういう思いで、促成キュウリの栽培方法を広めていったのです。

■アオキにとっての「地域」とは

創業以来、地域と密接にかかわりあってきたアオキの経営目標は、「その地域においてダントツの存在になる」ことです。
ここでいう「地域」の定義なのですが、これは石岡だけを指しているのではありません。
当社は、水戸支店やつくば支店がある茨城県、栃木支店のある栃木県など、首都圏にネットワークを築いています。
ですから、当社にとっての「地域」というのは、各拠点の地域であるし、茨城県、栃木県、さらには首都圏全体を指しているのです。

事業を展開する地域が拡大すれば、アオキの「地域」はそれと共に広がっていきます。アオキが今関わりを持っている地域だけに限定するのではなく、アオキにとっての「地域」とはアオキの発展と共に拡大していくという解釈をしていただければよいかと思います。

■「ダントツ」とは

次に「ダントツ」ですが、多くの人は業績や売上のことを想像すると思います。それは、企業にとって当然の定義ではありますが、私の考えている「ダントツ」というのは、それだけではありません。
アオキで働いている社員の考え方とか、資質、人柄、行動など、数字に表せない、会社の「社格」をダントツのレベルに持ち上げることも経営目標なのです。

前回の「経営理念」で石積み職人の話取り上げましたが、その中で「重い石を積んでいるのは、人びとの幸せを実現する聖堂を建てるため」と言った職人がいました。
その職人のように、高い志をもって仕事に向き合い、自らを磨き上げてもらいたいという願いを込めた「ダントツ」なのです。

社員の志や行動がダントツになれば、業績もダントツになる。業績がダントツになれば、社員もダントツになる。
アオキをそんな「ダントツのサイクル」が当たり前になる会社に高めていきたいと思っています。