オウンゴール

何年か前にも 書いた記憶が・・・

 

今回 イングランドの選手がオウンゴールを

してしまった。

 

大事な試合でのオウンゴール・・・

ずっと心に傷のように残ってしまうかな。

いい思い出にするのは難しいかな

 

実は 私もオウンゴールでの幕切れを経験していまして *

 

あれは中学3年生の 夏の大会 日産カップ・・・

 

中学3年生にとっては 最後の大会、

このトーナメントに負ければ 引退・・・

このチームで戦う最後の試合。

我が 馬堀中学は順当に勝ち進み

8月末の 決勝戦にコマを進めた。

 

この年も 連日暑い日が続く。

この試合は中学3年間の集大成。

 

思い起こせば・・・

 

馬堀中学は 馬堀小学校、走水小学校、望洋小学校の

3つの小学校から集まりました。9クラス、小泉首相の母校。

このうちの1つの 馬堀小学校には

サッカー少年団があり それなりに強いと思われました。

しかし、中学に入り野球を始める子、陸上部に進む子と

サッカーばかりではなかったのです。

 

それなりのメンバーはいたのだが 1年生のときは

パッとせず 負けることのほうが多かったか。

 

何が原因か・・・

守りが弱いのが明白であった。

 

そうだ、ゴールキーパーをしよう。

1年の夏過ぎに 攻めでも守りでも サッカー少年団の

連中にはかなわないと気づいた私は 野球の経験を生かし

ゴールキーパーを始めた。

 

2年生になり、各ポジションが確定され

メキメキと強くなっていくのが 手に取るようにわかった。

皆が勝つ喜びを知り、勝つために練習する。

 

チームワーク重視、ときには叱咤激励

夕方遅くまでボールを追いかけ、犬に追いかけられ・・・

 

2年生の夏以降には どの大会でもベスト4、

馬堀以外にも 浦賀中、武山中、野比中、神明中、荒井注

 

ライバルは 浦賀中

浦賀は ペリー来航で 有名な土地。

ペリー・・・黒船・・・そう、女子W杯決勝のアメリカだ!

 

話を戻して、、、

迎えた 最後の大会 日産カップ決勝

相手は もちろんライバル浦賀中

両者が望んでの決勝だ

 

この日も暑い

暑いのに 凍らせたポカリがとけていない

『ポカリ 飲まなきゃ』というCMはこの頃はなかった・・・

 

試合が始まる

お互い これが中学最後の試合。

ライバル同士、両者 一歩も譲らない。

ボクシングに例えると 打ち合いだ。

 

0-0のまま前半が終了。

ハーフタイム、ポカリが若干とけたが

濃いい、よくあることだが。

 

後半に入っても お互い打ち合う。

最後の30分間、22人の眼差しが 1つのボールに集中し

ゴールに向かう。すべてはこの3年間に思い出のために。

 

最後まで 両者譲らぬまま 試合終了が近づく。

PK合戦が頭によぎる。そう同点であれば PK合戦。

 

まずい、キーパーにとって PK合戦ほど嫌なものはない。

残り3分 何とか得点してくれ!

 

残り1分、その時は来た。

浦賀中が放ったセンタリングが

馬堀中ディフェンダーの足に当たる・・・

ボールは無情にも 馬堀のゴールを割った。

オウンゴール

 

ここで 試合終了のホイッスル

3年間の集大成が終わった瞬間だ。

オウンゴールした者を責める者は誰もいない

 

最後の失点が オウンゴール

これも いい思い出だ。

PK合戦にならず ホッとした自分もいる。

 

準優勝のトロフィーと表彰状を持って撮った

最後の集合写真 皆 いい笑顔だ

 

っていう オウンゴールの物語

 

でしたっ!

 

 

 

 

 

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